【2021】通信事業者がおすすめするWi-Fiルータ|メッシュ|IPv6|Wi-Fi6|Wi-Fi5|
私は本業では通信業に勤めて10年になり、日々、お客様からのネットに関する相談を受け、インターネットの利用についてアドバイスをしています。
今回は今やインターネットの利用にかかせない「Wi-Fiルータ」を契約▪利用環境にあわせて紹介します。
契約しているネット回線や、ご利用場所の環境によって向き不向きもありますので、それぞれに適した「Wi-Fiルータ」を紹介します。
✅ 利用環境に合わせたおすすめのWi-Fiルータ
✅ 光コラボ(IPv6 IPoE)回線向けWiFiルータ
✅ NURO光向けWiFiルータ
✅ Wi-Fi6対応ルータのおすすめ
✅ メッシュWi-Fiのおすすめ
✅ Wi-Fi中継器のおすすめ
- 利用の環境にあったWi-Fiルータを選ばないとあとで後悔することに
- 光コラボ回線には日本製のIPv6対応Wi-Fiルータを選ぶべし
- NURO光やケーブルテレビ、電力系なら海外製ルータでもOK
- 自宅のすみずみまでWi-Fiの電波を飛ばしたいなら「メッシュWi-Fi」がおすすめ
- Wi-Fiの電波を広げたいなら、Wi-Fi中継器を選択する手もあり
- 自分のネットの契約、利用環境にあったWi-Fiルータを選びましょう
- ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを利用の方におすすめの光回線
利用の環境にあったWi-Fiルータを選ばないとあとで後悔することに
Wi-Fiルータを選ぶ際は自分の利用環境にあったものを選ぶこと
せっかくWi-Fiルータを用意したのに使えなかったなんてことのないように、事前に確認しておきましょう。
①契約回線にあったものを選ぶ
②宅内の構造にあったものを選ぶ
③Wi-Fiにつなぐ機器にあわせたものを選ぶ
まず契約回線にあったWi-Fiルータを選びましょう
一番気を付けないといけないのが、IPv6に対応したWi-Fiルータを販売しているメーカーは限られているという点です。
今、IPv6という言葉を聞かれたことのある方も大分増えてきたのではないでしょうか。
Wi-Fiルータを選ぶ際、このIPv6対応のルータかどうかが大事になってきます。まずは次のIPv6のサービス名称をご覧ください。
✅v6プラス(MAP-E)
✅tarnsix(DS-Lite)
✅OCNバーチャルコネクト
✅v6オプション
✅クロスパス(DS-Lite)
IPv6の通信規格はサービス提供元によって異なります。
また、上記であげたサービス名称はNTTの光回線(フレッツ光、光コラボ)を使ったサービスでの利用に限られます。
フレッツ光か光コラボでIPv6のサービスを利用する場合は、このいずれかのサービスに対応したWi-Fiルータを選ぶようにしましょう。
⇨ DS-Lite(transix)におすすめのWi-Fiルータ
ただし、ひかり電話を契約してHGW(ホームゲートウェイ)が提供されている方は例外の場合もあります。
なぜならHGW自体がIPv6のサービスに対応しているものが多いからです。
メーカーによってはWi-FiルータのファームウェアをあげることでIPv6に対応するものもありますのでメーカーのホームページを確認しておきましょう。
⇒IPv6 IPoEの設定の疑問、今使っているWi-Fiルーターが使えるか疑問を解決します!
NURO光やケーブルテレビ、電力系の回線は上記であげたサービス名称のものに対応していなくても問題ありません。
次の章からは契約回線、宅内環境にあったWi-Fiルータのおすすめをそれぞれ紹介していきます。
光コラボ回線には日本製のIPv6対応Wi-Fiルータを選ぶべし
先に述べたように、光コラボでは次のIPv6に対応したWi-Fiルータを選びましょう。
✅v6プラス(MAP-E)
✅tarnsix(DS-Lite)
✅OCNバーチャルコネクト
✅v6オプション
✅クロスパス(DS-Lite)
実は上記の各IPv6サービスに対応したWi-Fiルータは日本製のメーカーのものがほとんどです。
日本の光回線、NTTのフレッツ光、NTTの光回線設備を使った光コラボは日本独自の環境があるため、海外製のメーカー製品は対応していないものがほとんどです。対応しているのは1割くらいでしょうか。
わざわざ日本向けにカスタマイズして販売するほどの市場価値がないと判断しているのかもしれませんね。
では、ここからはフレッツ光、光コラボにおすすめのWi-Fiルータを紹介していきます。
おすすめは次の通りです
①バッファロー WXR-6000 AX12S
②NEC WX6000HP
③IOデータ WN-DAX3600XR
④バッファロー WSR-3200AX4S
⑤TP-Link Archer A10 Pro
⑥TP-Link Archer AX73
いずれも「WiFi6」「IPv6」に対応したルータです。
※「①バッファロー WXR-6000AX12」と「⑤tp-link Archer A10 Pro」、「③IOデータ WN-DAX3600XR」は「楽天ひかり」のIPv6サービス(クロスパス)にも対応していますが、「③IOデータ WN-DAX3600XR」は別途設定が必要「②NEC WX6000HP」は2020年10月時点未対応 ※NECではAterm WG1200HS4(NE)が対応。
バッファロー WXR-6000AX12S
日本メーカーのWiFi6対応フラグシップモデル WXR-5950AX12の後継機
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4803+1147Mbps
✅10Gbps対応 WAN/LANポート搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション、クロスパス)
✅実測スループット9.5Gbps
NEC WX6000HP
安心の日本メーカーNECのWiFi6対応モデル
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4804+1147Mbps
✅10Gbps対応 WAN/LANポート搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション)
✅OFDMAで同時通信時の通信効率が大きく向上
アイ・オー・データ WN-DAX3600XR
WAN、LAN共に10Gbp共に10Gbps対応なので光クロスやNURO光の性能を引き出せる!
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅2402+1150Mbps
✅10Gbps対応 WAN/LANポート搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト(対応予定)、v6オプション(対応予定)、クロスパス(対応予定))
✅WPA3対応
バッファロー WSR-3200AX4S
値段もお手頃な日本製のWiFi6対応ルータのスタンダードモデル
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅2401+800Mbps
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション、クロスパス)
✅内蔵ハイパワーアンテナ
✅OFDMAによる同時接続
TP-LINK Archer A10 Pro
海外メーカーには珍しいIPv6対応モデル もちろんWiFi6にも対応
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅1733+600Mbps
✅1Gbps対応 WAN/LANポート搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション、クロスパス)
✅専用アプリで簡単設定
TP-LINK Archer AX73
ハイエンドなTP-LINK製のIPv6対応モデル もちろんWiFi6にも対応
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4804+574Mbps
✅外部アンテナ x6
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション、クロスパス)
NURO光やケーブルテレビ、電力系なら海外製ルータでもOK
フレッツ光、光コラボと比べて、NURO光やケーブルテレビ、電力系の回線は独自のIPv6サービスを気にしなくてよりので、WiFiルータの選択肢の幅が広がります。
もちろん、前章で紹介したルータも利用可能ですが、あえて他のルータも紹介しておきますね。
①ASUS ゲーミングルーター RT-AX82U
②NEC WX3000HP
③tp-link Archer A10 Pro
ASUS ゲーミングルーター RT-AX82U
海外製のゲーミングルーター WiFi6対応はもちろん、メッシュWiFiにも対応。
変わった特徴として、RGBライティング機能で独自の照明設定が可能。パソコン周りをライトアップしたい方は必須のアイテム!
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4804+574Mbps
✅ゲーミングLNAポートx1搭載
✅モバイルゲームモード搭載
✅日本の独自のIPv6サービスには未対応
NEC WX3000HP
安心の日本メーカーNECのWiFi6対応のプレミアムモデル
WiFi6対応の廉価モデル。日本製のWiFi6ルータを安価で導入したい方におすすめ。
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅2402+574Mbps
✅1Gbps対応 WAN/LANポート搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション)
✅OFDMAで同時通信時の通信効率が大きく向上
バッファロー WXR-5700AX7
日本メーカーのWiFi6対応ハイパフォーマンスモデル
前章で紹介した、バッファロー WXR-5950AX12ほどの性能は不要だけど、WiFiだけでも10Gbps対応WANで快適に利用したいという方へおすすめ。
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4803+860Mbps
✅10Gbps対応 WANポート搭載、LANポートは1Gbps
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション)
✅3階/~4LDK向け
ここまでの章で紹介したWi-Fiルータはいずれも「Wi-Fi6」対応です。
Wi-Fi6対応の機器、スマートフォンも増えてくるので、Wi-Fi6の性能堪能したい方はWi-Fi6対応のWi-Fiルータを手に入れましょう。
中でもiPhone11、iPhoneSE(第2世代)はWi-Fi6対応のスマートフォンなので、持っている方は沢山いらっしゃると思います。
一度、自分のパソコンやタブレット、スマートフォンがどのWi-Fiの規格に対応しているか確認しておくと良いですね。
自宅のすみずみまでWi-Fiの電波を飛ばしたいなら「メッシュWi-Fi」がおすすめ
自宅の中でWiFiの電波が届かない、ルータが2台あると、WiFiをつなぎなおさないといけない。そんなことありませんか?
そんなとき、家のすみずみまでWiFiの電波を飛ばして、スムーズに接続できるのが「メッシュWiFi」です。
▼メッシュWiFiとは?
簡単にえいば、Wi-Fiネットワークを途切れることなく、広範囲でカバーする仕組みです。
例えば、2階建ての家で1階のリビングにWi-Fiルーターがあるとき、2階の部屋ではWiFiの電波が届かないので中継器を設置した。
だけど、2階に移動した際に1階のWiFiの電波が弱い状態のものをつかんでしまい、速度が遅くなってしまう。。
わざわざ手動で2階のWiFiに繋ぎ変えないといけない。
そんな状況をメッシュWiFiであれば解消できます。
複数のメッシュWiFi対応ルータのユニットを設置すれば、お互いのユニットがWiFiのエリアをカバーしあい、WiFiのネットワークを繋ぎ変えることなく快適にWiFiを楽しむことができます。
メッシュWiFiのおすすめも紹介しておきます。
①エレコム WMC-2LX-B
②TP-LINK DECO X20 3-PACK
③ASUS ZenWiFi AX
④バッファロー WRM-D2133HP
エレコム WMC-2LX-B
WiFi6、IPv6かつメッシュWiFi対応!ルータと中継機の2台セット
WiFi6かつIPv6の仕様にも対応したメッシュWiFiは現時点ではレアものです!
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅メッシュWiFi対応
✅1201+574Mbps
✅日本の独自のIPv6サービスに対応!
✅電源を入れると自動的にメッシュネットワークを構築
TP-LINK DECO X20 3-PACK
海外製のメッシュWiFiルーター WiFi6対応はもちろん、メッシュWiFiにも対応。
注意したいのは1ユニットにつき、LANポートは2つだけなので、有線接続が多い方は別途HUBを用意すると良いですね。
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅1201+574Mbps
✅接続可能台数150台以上
✅日本の独自のIPv6サービスには未対応
✅専用アプリで簡単設定
ASUS ZenWiFi AX
海外製のメッシュWiFiルーター メッシュはもちろん、WiFi6にも対応。
有線LANポートも4つあり、有線接続もOK
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅4804+1201+574+3466+867Mbps
✅スッキリしたデザインでインテリアを崩さない
✅日本の独自のIPv6サービスには未対応
✅専用アプリで簡単設定
バッファロー WRM-D2133HP
日本メーカーのメッシュWiFi対応ルーター 専用中継器2台セット
メッシュWiFiで各IPv6サービスに対応した数すくない機種。IPv6でメッシュWiFi環境にしたい方には必須のアイテム!
ただし、WiF6には対応しておらず、WiFi5の対応です。現時点で日本メーカ製品でWiFi6とメッシュWiFiの両方を備えた機種がないのでメッシュかWiFi6どちらをとるかとも言えます。
✅WiFi5対応(iPhone 11、iPhone SE 第2世代対応)
✅1733+400Mbps
✅1Gbps対応ポートx3搭載
✅IPv6対応(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクト、v6オプション)
✅メッシュWiFi対応
Wi-Fiの電波を広げたいなら、Wi-Fi中継器を選択する手もあり
メッシュWiFiとまでいかなくとも、WiFiの電波をもう少し広げたいという方はWiFi中継器を導入するのも手です。
バッファロー WEX-1800AX4
安心の日本メーカー製のWiFi中継器です。この製品で優れているのがWiFi6に対応しているという点です。中継器でWiFi6に対応している機種はまだ数が少ないので、貴重な製品です。
コンセントに差し込んで、電源供給するタイプで出っぱらず、他のコンセントの穴も塞がず、邪魔になりにくい。
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅1201+573Mbps
✅1Gbps有線LANポート x1搭載
✅アクセスポイントとしても利用可能
TP-LINK RE505X
海外メーカー製のWiFi中継器です。
設置はコンセントに差し込んで、WPSボタンでワンタッチ設定専用アプリでの設定も可能
✅WiFi6対応(iPhone 12、iPhone SE 第2世代、PS5対応)
✅1200+300Mbps
✅1Gbps有線LANポート x1搭載
✅アクセスポイントとしても利用可能
✅IPv6未対応だけど。。。裏技が!
✅専用アプリで簡単設定
コンセントに差し込むタイプの中継器で有線接続も可能なので、中継先での有線接続にも困りません。
▼裏技!
親機のルータがIPv6対応なら、ブリッジモードにすることで、IPv6の利用も可能さらに配下の機器をWi-Fi6化可能!
こちらのnoteにも参考にしてみてください。
自分のネットの契約、利用環境にあったWi-Fiルータを選びましょう
ここでは契約▪利用環境にあわせたおすすめのWi-Fiルーターを紹介しました。
せっかく性能の良いルーターを持っていても、インターネットの契約や、利用環境にあっていなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
また、インターネット回線の契約も大事です。
最近は利用者が多い時間帯の通信速度が低下著しいです。
混雑時でも快適にインターネットが利用できる契約かも重要になってきます。
▼ネットの通信速度を改善する3つのポイント
フレッツ光、光コラボであれば「事業者変更」という新しくできた制度で、立ち会い工事、工事費用不要、利用の機器もそのままで乗り換えることも出来るようになりました。
ぜひ、インターネット回線の見直しもあわせておこなうこともおすすめします。
ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを利用の方におすすめの光回線
▼大手3大キャリアの光回線 特典・特徴
光回線 | 特典 |
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IPv6サービス標準提供 | |
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一度、契約を見直しされることをお勧めします!